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原町赤十字病院内
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内田 信之
2023年8月15日読了時間: 1分
「グランド・ブルテーシュ奇譚」バルザック 宮下志朗訳
今から約200年前に生きたフランス生まれの作家である。たまたま図書館で手にしたため借りてきた。初めてこの作家の作品を読んだ。人間の営みは、何年たっても、また日本であろうがフランスであろうが変わらないものであるらしい。
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内田 信之
2023年8月12日読了時間: 1分
「思えばいとしや出たとこ勝負 小沢昭一の”この道”」
小沢昭一という人間の味を実感できるようになるまで、ずいぶん時間がかかったような気がする。真似をしようと思っても、決してできない。一緒にいると、きっと楽しい人だったに違いない。
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内田 信之
2023年8月11日読了時間: 1分
「三文オペラ」ブレヒト 谷川道子訳
「ガリレオの生涯」に続いて読んでみた。20世紀前半のロンドン社会を描いた戯曲である。裏と表からなるブルジョワ社会を揶揄しつつ、人の強さ、特に女性の強さを感じさせる。出演するのは、盗賊、乞食、娼婦と警察である。 何でもいいので、いつか演劇を鑑賞したいものだ。
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内田 信之
2023年8月11日読了時間: 1分
「サド侯爵夫人・わが友ヒットラー」三島由紀夫
三島由紀夫作の戯曲である。三島がサドについて語るのを聞いており、ずっと読みたいと思っていた。描かれるのは女性だけである。後者は男性だけが描かれている。この二つの戯曲が一冊になっているところが面白い。
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内田 信之
2023年8月1日読了時間: 1分
「リーチ先生」原田マハ
バーナード・リーチにまつわる物語である。原田マハの小説にはフィクションも多々あるということであるが、とにかく読みやすく面白い。柳宗悦や濱田庄司との関係も小説の中のことがすべて真実にないにしても、それなりに理解できるところである。リラックスしたいときに、またこの作家の本を読ん...
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内田 信之
2023年7月29日読了時間: 1分
「転落」カミュ 前山悠訳
主人公が自分を「告解者にして裁判官」と評している。実は告解者の意味がよくわからなかったため、自分なりに確認した。この本はカミュ=サルトル論争とも深く関係しているらしい。一気に読んでしまった。いつかもう一度熟読しようと思う。
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内田 信之
2023年7月22日読了時間: 1分
「ガリレオの生涯」ブレヒト 谷川道子訳
17世紀初めの30年戦争、宗教に関わる対立、ガリレオの地動説の撤回など、わかりやすい形での戯曲である。この作品が作られた20世紀初頭の歴史的事実とも大いに関連がある。演劇というものを鑑賞したことはないが、こういう本を読むと行ってみたくなるものだ。
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内田 信之
2023年7月17日読了時間: 1分
「徒然草を読む」杉本秀太郎
徒然草に関する本はいくつか読んだ。この本は先週から読んでいた。今日の朝日新聞の「折々のことば」に杉本秀太郎の文章が掲載されていた。 「祇園祭は、相変わらずであることこそおめでたいのですよ」 偶然である。
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内田 信之
2023年7月17日読了時間: 1分
「文章読本」 三島由紀夫
三島由紀夫の日本語に対する考え方などが、エッセイ風に書かれたものである。私たち日本人は、とどのつまり日本語の世界にしか生きられないのだろう。日本語の特質を十分理解したうえで、物事を考えるべきなのだろう。
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内田 信之
2023年7月10日読了時間: 1分
「三つの物語」フローベール 谷口亜沙子訳
素朴な人、聖ジュリアン伝、ヘロディアスの三篇が収められている。ヘロディアスはあまりにも難解で、途中で訳者の解説を読んだところ、やはり訳者の意見も同じだった。終盤になり、この人物がサロメの実の母親であるということを知る。サロメは、オスカーワイルドを描いた原田マハの本で少しばか...
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内田 信之
2023年7月10日読了時間: 1分
「夢小説 闇への逃走」シュニッツラー 池内紀・武村知子訳
シュニッツラーは私よりちょうど100年早く生まれた人物である。夢の問題、狂気の問題など、大変興味深く作品として描いている。狂気の中での予感とは、無意識下の一連の思念であり、形而上的論理であり、強迫観念であり、一つの逃げ口上に過ぎないと。正気の予感も同じようなものかもしれない。
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内田 信之
2023年7月2日読了時間: 1分
「謎の旅人 曽良」村松友次
曽良の日記を読むと、芭蕉の日記が創作であり、見事な文学作品であるということがよくわかる。後世に残そうという意図があれば、最も十分な才能が必要であるが、日記というものは現実と創作をうまく混在させることが必要なのだろう。それにしても曽良は不思議な人である。
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内田 信之
2023年6月25日読了時間: 1分
「白夜/おかしな人間の夢」ドストエフスキー 安岡治子訳
白夜は私の本棚にあり、おそらく大学時代に読んでいる。残念ながらあまり記憶がない。当時の私には、素直に受け入れられない内容だったのだろう。一瞬の記憶が自分の人生を支える力であることを知っている今、この本は私にとって、珠玉のものといえるだろう。
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内田 信之
2023年6月18日読了時間: 1分
「谷崎潤一郎 美と生命の間」柴田勝二
谷崎潤一郎をたくさん読んでいるわけではないが、私たち日本人にとって大変重要な作家である。たまたま目にしたので借りて読んでみた。「それが無くなってしまうかもしれないという予感、これがよりいっそう、美を際立たせる」実感するところである。
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内田 信之
2023年6月13日読了時間: 1分
「ホフマン短篇集」池内紀編訳
池内紀氏訳の本を時々読んでいる。ホフマンは不思議な作家である。異常ともいえる幻想の世界へ導いてくれるようだ。狂気の世界といっていいかもしれない。砂男は以前も読んだことがあるが、やはり素直に受け入れるのは困難である。
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内田 信之
2023年6月2日読了時間: 1分
「日本語練習帳」大野晋
日本語がうまく使えないため、7,8年ぶりにこ改めての本を読んだ。実は半年前から大野晋と丸谷才一による古典の文法の本も読んでいる(こちらはなかなか進まないが)。普段何気なく使っている日本語は奥が深いし面白い。もっとしっかりした言葉がつかえるようになりたいものだ。
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内田 信之
2023年5月29日読了時間: 1分
「花・死人に口なし」他七篇 シュニッツラー作 番匠谷英一・山本有三訳
私より100年前に生を受けたオーストリアの作家の作品である。最近は西洋の古い作品を読むことが多い。この本も私がいつも眺めている図書館の一角に収められていたものである。口当たりの良いアルコールをごく少量たしなみながら読むと、作品の味わいがもっと深くなるような気がする。
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内田 信之
2023年5月21日読了時間: 1分
「伽羅を焚く」竹西寛子
昭和4年生まれの著者による令和4年に発刊された本である。この作家の本は図書館で借りて結構読んでいる。言葉の大切さ、特に言葉使いと生活との関係について、この作家ほど厳しく考えている人は多くはないと思われる。古典の奥深さも教えていただいた。
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内田 信之
2023年5月7日読了時間: 1分
「モーム短篇選」上 行方昭夫訳
高校時代に読んだ「手紙」と「環境の力」を読み直したいと思っていた。この短篇選ではそれらの作品が掲載されていた。当時これらの作品を自分はどう感じたのだろうか。当時環境の力に対して、自分なりに強く抗っていたことは間違いない。自分を素直に見つめることができなかったのだろう。
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内田 信之
2023年5月4日読了時間: 1分
「夏物語」川上未映子
川上未映子の本をいくつか読んでいる。この本は長編であったが、読むほどに引き込まれ、特に後半は一気に読んだ。人間が生まれるということの意味について改めて考えさせられた。この作家の本については、今後も時々読むことがあるだろう。
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