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原町赤十字病院内
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「河合隼雄の幸福論」河合隼雄
幸福に関連するエッセイ集である。気楽に読めてしまうが、それぞれの内容は深い。悲しみの裏付け、悲しみの支えのない幸福というものはない、という言葉は印象的である。河合隼雄の本は、いつもいろいろなことを気付かせてくれる。私にとって素晴らしい師である。
内田 信之
3月16日読了時間: 1分
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「イラストで知る浄土真宗」 監修 川添泰信
歳を重ねれば重ねるほど、親鸞の教えは心に響くところである。これからも時々親鸞に関する本を読むことになるだろう。昔はとても理解不能だった「悪人正機」という考えも、いつも間にか納得するところでもある。不思議なものである。
内田 信之
3月11日読了時間: 1分
閲覧数:2回
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「さすらう地」キム・スム 岡裕美訳
1937年、20万人近くの朝鮮人が中央アジアへ強制移住させられたという事実を初めて知った。朝鮮の歴史はあまりに過酷である。歴史を知るということは未来を考える上で大切である。韓国の小説を通じて、これらの歴史を少しずつ学んでいこうと思う。
内田 信之
3月9日読了時間: 1分
閲覧数:2回
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「紫マンダラ 源氏物語の構図」河合隼雄
河合隼雄の解釈とその説明は、素人でもわかりやすくとても興味深く読むことができた。源氏については多くの人が様々な意見を述べているが、確かにそれだけの価値があることは理解できるが、それだけ自分が年を重ねてきたということかもしれない。日本が世界に誇ることのできる文学作品である。紫...
内田 信之
3月5日読了時間: 1分
閲覧数:3回
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「大丈夫な人」カン・ファギル 小山内園子訳
カン・ファギルを初めて読んだ。この本には短編が9編収められている。非常に不思議な世界が描かれている。結末ではなく読んでいる過程を大事にする、と著者は述べているがその通りの表現方法である。揺れ動く感情というものは不思議なものである。
内田 信之
2月28日読了時間: 1分
閲覧数:3回
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「かもめ」アントン・チェーホフ 内田健介訳
戯曲の作品は、文章で読むと非常に単純に思えてしまうが、これを演劇で鑑賞することとなると、異なる味わいがあるのだろう。三島由紀夫もいくつかの戯曲を書いているが、今までに演劇を実際に鑑賞したことはない。いつかじっくり鑑賞したいものだ。
内田 信之
2月20日読了時間: 1分
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「死者の書・口ぶえ」折口信夫
難解な本である。以前途中まで読んだが、返却日になってしまったためそのままとなっていた。今回は少し勉強をしたうえで改めて読んだ。それでもやはり難解である。中将姫伝説を表現するのに、このような文章はそれなりに魅力的ではある。能の「当麻」はいまだに鑑賞する機会を得ていない。その時...
内田 信之
2月16日読了時間: 1分
閲覧数:4回
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「19世紀ロシア奇譚集」 高橋知之訳
ロシアには多くの幻想的な小説があるのだと思う。この作品集最後の、トゥルゲーネフの「クララ・ミーリチー死後」は、特に興味深く一気に読んだ。ロシアの歴史は日本とは全く異なるところであるが、文学の世界では共通するところがあるのだと感じる。
内田 信之
2月11日読了時間: 1分
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臨海楼綺譚 スティーヴンスン 南條竹則訳
少年の頃読んだ、「宝島」の作者であるが、このような作品を書いているとは全く知らなかった。私にとっては不思議な世界ではあるが、少しばかり共感するところもある。理性だけでは理解できない世界は、いつの時代でもあったのだろう。
内田 信之
2月9日読了時間: 1分
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「耳をすませば」チョ・ナムジュ 小山内園子訳
「サハマンション」に続いて、チョ・ナムジュの小説を読んだ。デビュー作ということである。展開にスピード感があり、楽しく読むことができた。しかしこれが韓国の実状ではないと思うが、この小説に似たような社会の雰囲気はあるのだろうか。考えてみると、最近の日本も同じような現象が起きてい...
内田 信之
2月4日読了時間: 1分
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「ひとりの覚悟」山折哲雄
山折哲雄の著書はいくつか読んでおり、この本の内容も特に目新しいものはない。ただしこの本は87歳時に記した本であり、自分自身の死が近づいているという気持ちがあり、やや強い表現になっているようだ。パールバックの「The Big...
内田 信之
1月22日読了時間: 1分
閲覧数:6回
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「読書術」加藤周一
最近小林秀雄の「読書について」を読んだので、その流れで借りてきた。内容については、私からすると可もなく不可でもないといったところか。読書そのものについて語ることは難しいのだろう。
内田 信之
1月21日読了時間: 1分
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「サハマンション」チョ・ナムジュ 斎藤真理子訳
オーウェルの「1984」を彷彿させる物語であった。閉鎖社会とは実に奇妙であり、危険である。では、現在社会はどうなんだ、ということなのであろう。
内田 信之
1月14日読了時間: 1分
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「日本の詩歌」大岡信
私には繰り返し読む本があるが、この本もその一つである。4,5回目くらいかもしれない。文学の素人には大変貴重な本であると思う。こんなに何回も読むのだから購入すればいいのであるが、相変わらず図書館で借りている。いつかまた読むことになるだろう。
内田 信之
1月5日読了時間: 1分
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「読書について」小林秀雄
年末に読んだ本である。心に刺さる文章がちりばめられている。常識人として恥ずかしからぬ教養を得たうえで、初めて己の気質が意味を持つ。己の気質が意味を持って初めて趣味というものを解するといえる。趣味には矛盾があり、理性で解決できないところがある。その通りだと思う。
内田 信之
1月2日読了時間: 1分
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「明るい夜」チェ・ウニョン 古川綾子訳
100年の年月の中での韓国女性4代にわたる物語である、日本統治下、朝鮮戦争を経て、4代目の女性の言葉を中心に描かれている。韓国の歴史について、今まであまりにも無知だったことに改めて愕然とする。もっと韓国文学は読まなくてはと強く思う。
内田 信之
1月2日読了時間: 1分
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「かけがえのない心」チョ・ヘジン オ・ヨシア訳
「ロ・ギワンに会った」に続いて、チョ・ヘジンの作品を読んだ。韓国の国際養子縁組や米軍基地村などの問題は、つい最近まで、というより今も続いているだろう。隣の国なのに知らないことがあまりに多いことに愕然とさせられる。韓国文学はしばらく読み続けることになるだろう。しかし図書館内の...
内田 信之
2024年12月19日読了時間: 1分
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「芭蕉と歩く」髙橋保博
この本を読むのは3回目くらいだと思う。図書館には芭蕉についての本は多数あるが、ほとんどは「奥の細道」に関するものである。この本は「野ざらし紀行」や「鹿島詣」の解説本であり、私にとっては貴重である。「野ざらし紀行」については、もっと知りたいところである。
内田 信之
2024年11月30日読了時間: 1分
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「ロ・ギワンに会った」チョ・ヘジン 浅田絵美訳
韓国文学に対する関心は以前から高かったが、読む機会がなかった。県立図書館に韓国文学のコーナーがあることを以前からわかっていたが、手に取ることはほとんどなかった。最近斎藤真理子の「韓国文学の中心にあるもの」を読んで、その関心はますます高まった。この本を読んでみて、韓国文学をし...
内田 信之
2024年11月24日読了時間: 1分
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「梅原猛の授業 仏教」
2001年、梅原猛が76歳の時に、京都の洛南中学の3年生に行った授業を本にまとめたものである。梅原猛の書籍はいくつか読んでいるが、膨大な知識と強い自意識をいつも感じさせる。中学3年生に行った授業であるが、私のレベルではちょうどよく、一気に読み終えてしまった。
内田 信之
2024年11月19日読了時間: 1分
閲覧数:5回
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