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原町赤十字病院内
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内田 信之
2024年9月9日読了時間: 1分
「私の親鸞」五木寛之
親鸞について、知っているとか、わかっているとか言うことはどう転んでもあり得ないが、年を重ねると、なぜか悪人正機というものに心が少しばかり引かれる。これは一つの真理かもしれない。もっと長く生きることがあれば、その時はどう考えるのであろう。
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内田 信之
2024年9月8日読了時間: 1分
「対話・日本人論」三島由紀夫 林房雄
林房雄氏は三島由紀夫より22歳年上ということである。三島20歳ころから付き合いがあったらしい。時々様々な人たちの対談集を読むが、その人物の本音や作品に込められた思いなどに触れることができる。この対談は三島由紀夫自決数年前のものであった。私たちはその事実を知ったうえで読むこと...
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内田 信之
2024年9月6日読了時間: 1分
「みんな昔はこどもだった」池内紀
手塚治虫、向田邦子、深沢七郎、柳田国男、幸田文、野坂昭如など15名の子供時代の様子を描いたものである。子供時代の記憶は循環する。時間には思いがけない段差があり、そのたびに確実に年を重ねていく。
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内田 信之
2024年8月24日読了時間: 1分
「キリスト教講義」若松英輔・山本芳久
キリスト教に深い関心があるわけではないが、若松英輔の本が図書館にあるとつい借りてしまう。いくつか読んでいるので、繰り返し学習にようになっている。キリスト教に限らず、信仰、神秘、祈る、などの問題は、人間にとって永遠のテーマなのだろう。
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内田 信之
2024年8月12日読了時間: 1分
「別れの色彩」ベルンハルト・シュリンク 松永美穂訳
ドイツのある新聞では、「人生の秋」という言葉でこの本を評したという。別れをテーマにした9つの短編である。人が老いるというのは、多くの複雑な後悔の積み重ねなのだろう。この作家の本は、また読んでみたいと思う。
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内田 信之
2024年8月11日読了時間: 1分
「日本語で一番大事なもの」大野晋・丸谷才一
私たちは日本語を十分使いこなしているというのは、全くの間違いだということを教えてくれる本である。日本語の歴史を様々な角度から述べている。日本語の中にも、変わるもの、変わらないものがあるようだ。とても興味深く、今後も時々読み返そうと思う。
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内田 信之
2024年8月7日読了時間: 1分
「無口な友人」池内紀
この著者の作品の多くは、私を心地よくさせてくれる。この本はいわゆるエッセイ集であるが、力が入ってないところがとてもよい。こういう文章が書くためには人生に対する覚悟のようなものが必要だと思うが、それを感じさせないところも良い。
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内田 信之
2024年8月2日読了時間: 1分
「鈴木大拙の言葉ー世界人としての日本人」大熊玄
鈴木大拙の本はいくつか購入しているのだが、いまだにしっかり読んでいない。この本は中学生向けに書かれたものであり、私でも十分理解できた。禅の世界は難しいが、確かに日本人の生活や考えの源となっている部分が多い。いずれ鈴木大拙の著書も読む予定だが、どうも後回しになってしまう。
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内田 信之
2024年7月28日読了時間: 1分
「小林秀雄 思想史のなかの批評」綾目広治
小林秀雄に対する厳しい批評が繰り広げられている。小林のほとんどの著書を熟読した上での批評であり、私のようなレベルの人間にはとても理解できない部分が多々ある。物事を判断する場合は、様々な視点、視座があるということを十分納得した次第である。
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内田 信之
2024年7月24日読了時間: 1分
「テスカトリポカ」佐藤究
とても面白く、楽しく読むことができた。アステカ文明についてはほとんど無知であったが、どこの世界でも古代の話しはその多くが創作であったとしても興味深い。私にとってはあまり縁のない裏の社会の話しも、一時期はまった大沢在昌同様、人間のある真実の姿を現わしているともいえるだろう。
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内田 信之
2024年7月15日読了時間: 1分
「水の精」フケー 識名章喜訳
19世紀前半にドイツの作家、フケーによって書かれた小説である。フケーの小説を初めて読んだ。どこの国でも様々な物語があり、それを題材に様々な小説が創作されるのだろう。
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内田 信之
2024年7月6日読了時間: 1分
「近衛忠輝 人道に生きる」近衛忠輝
日本赤十字社元社長、国際赤十字・赤新月社連盟元会長の半生を記したものである。綺麗ごとでは解決できない問題に対して、長きにわたって正面から取り組んできたということを、この本を通じて初めて知った。改めて思うが、赤十字の精神というものは良いものである。
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内田 信之
2024年6月29日読了時間: 1分
「鏡の前のチェス盤」ボンペンペッリ 橋本勝雄訳
自宅の家にあった三面鏡の前で、時々不思議な気持ちになったことを思い出した。鏡の中の世界は、じっと眺めているだけで永遠を感じたこともあった。いつしか鏡は単なる道具になってしまったが、こういう小さな作品を読むと幼かった自分を懐かしむことができる。
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内田 信之
2024年6月23日読了時間: 1分
「うがった見かた」桑野博行先生
尊敬する桑野博行先生の著書である。先日開催された「群馬大学第一外科同門会」に出席した際に拝領した。改めて桑野先生の博識に感銘を受けるとともに、尊崇の念を強くした。これからも時々読み直すことがあるであろう。職場に置いておくこととした。
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内田 信之
2024年6月22日読了時間: 1分
「藍色の福音」若松英輔
この作家の本はつい読んでしまう。どれを読んでもだいたい同じようなことが書かれているのだが、何度読んでも心に響くところが多い。私たちは探しているものが目の前にあっても、気が付かないことが多々あるものだ。
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内田 信之
2024年5月31日読了時間: 1分
「日本エッセイ小史」酒井順子
この著者の本を数冊読んだが、力がほとんど入ってないこともあり非常に気軽に読める。エッセイについて深く考えることもなかったが、随筆とエッセイの違い、日本のエッセイの歴史など、なるほどと思わせるところがいくつかあった。
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内田 信之
2024年5月31日読了時間: 1分
「詩を書くってどんなこと?」若松英輔
この著者の作品を時々読んでいる。この本は中学生向けに書かれたもので、非常にわかりやすい。すでに読んだものと内容はほとんど同じであるが、繰り返し読むことでよりこの著者の考えに近づくことができると感じる。すでに読んでいる本であるが、最近たまたま本屋で目にしてしまったため、「小林...
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内田 信之
2024年5月19日読了時間: 1分
「サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3」村上春樹
村上ラヂオ1から3まですべて読んでしまった。プロの作家なのだから当たり前なのであろうが、それにしても面白い。自分の好きなことを中心に書いているというが、それがいいのかな。猫と音楽と野菜が好きだということである。
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内田 信之
2024年5月11日読了時間: 1分
「源氏物語礼讃」与謝野晶子
与謝野晶子という女性は本当に、恐るべしである。源氏54帖すべてを、歌一つで要約している。私のような凡人には源氏を読み通すことはできないが、この歌集であれば熟読ができる。
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内田 信之
2024年5月9日読了時間: 1分
「消えた国 追われた人々 東プロシアの旅」池内紀
東プロシアという国名は耳にしたことがあるものの、その歴史について深く知るところは全くなかった。グストロフ号沈没事件は、日本の対馬丸の遭難事件とあまりに類似している。しかもその規模は10倍程度であったことなどは全く知らなかった。この著者の本はいつも勉強になる。
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