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原町赤十字病院内
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「鈴木大拙の言葉ー世界人としての日本人」大熊玄
鈴木大拙の本はいくつか購入しているのだが、いまだにしっかり読んでいない。この本は中学生向けに書かれたものであり、私でも十分理解できた。禅の世界は難しいが、確かに日本人の生活や考えの源となっている部分が多い。いずれ鈴木大拙の著書も読む予定だが、どうも後回しになってしまう。
内田 信之
2024年8月2日読了時間: 1分
「小林秀雄 思想史のなかの批評」綾目広治
小林秀雄に対する厳しい批評が繰り広げられている。小林のほとんどの著書を熟読した上での批評であり、私のようなレベルの人間にはとても理解できない部分が多々ある。物事を判断する場合は、様々な視点、視座があるということを十分納得した次第である。
内田 信之
2024年7月28日読了時間: 1分
「テスカトリポカ」佐藤究
とても面白く、楽しく読むことができた。アステカ文明についてはほとんど無知であったが、どこの世界でも古代の話しはその多くが創作であったとしても興味深い。私にとってはあまり縁のない裏の社会の話しも、一時期はまった大沢在昌同様、人間のある真実の姿を現わしているともいえるだろう。
内田 信之
2024年7月24日読了時間: 1分
「水の精」フケー 識名章喜訳
19世紀前半にドイツの作家、フケーによって書かれた小説である。フケーの小説を初めて読んだ。どこの国でも様々な物語があり、それを題材に様々な小説が創作されるのだろう。
内田 信之
2024年7月15日読了時間: 1分
「近衛忠輝 人道に生きる」近衛忠輝
日本赤十字社元社長、国際赤十字・赤新月社連盟元会長の半生を記したものである。綺麗ごとでは解決できない問題に対して、長きにわたって正面から取り組んできたということを、この本を通じて初めて知った。改めて思うが、赤十字の精神というものは良いものである。
内田 信之
2024年7月6日読了時間: 1分
「鏡の前のチェス盤」ボンペンペッリ 橋本勝雄訳
自宅の家にあった三面鏡の前で、時々不思議な気持ちになったことを思い出した。鏡の中の世界は、じっと眺めているだけで永遠を感じたこともあった。いつしか鏡は単なる道具になってしまったが、こういう小さな作品を読むと幼かった自分を懐かしむことができる。
内田 信之
2024年6月29日読了時間: 1分
「うがった見かた」桑野博行先生
尊敬する桑野博行先生の著書である。先日開催された「群馬大学第一外科同門会」に出席した際に拝領した。改めて桑野先生の博識に感銘を受けるとともに、尊崇の念を強くした。これからも時々読み直すことがあるであろう。職場に置いておくこととした。
内田 信之
2024年6月23日読了時間: 1分
「藍色の福音」若松英輔
この作家の本はつい読んでしまう。どれを読んでもだいたい同じようなことが書かれているのだが、何度読んでも心に響くところが多い。私たちは探しているものが目の前にあっても、気が付かないことが多々あるものだ。
内田 信之
2024年6月22日読了時間: 1分
「日本エッセイ小史」酒井順子
この著者の本を数冊読んだが、力がほとんど入ってないこともあり非常に気軽に読める。エッセイについて深く考えることもなかったが、随筆とエッセイの違い、日本のエッセイの歴史など、なるほどと思わせるところがいくつかあった。
内田 信之
2024年5月31日読了時間: 1分
「詩を書くってどんなこと?」若松英輔
この著者の作品を時々読んでいる。この本は中学生向けに書かれたもので、非常にわかりやすい。すでに読んだものと内容はほとんど同じであるが、繰り返し読むことでよりこの著者の考えに近づくことができると感じる。すでに読んでいる本であるが、最近たまたま本屋で目にしてしまったため、「小林...
内田 信之
2024年5月31日読了時間: 1分
「サラダ好きのライオン 村上ラヂオ3」村上春樹
村上ラヂオ1から3まですべて読んでしまった。プロの作家なのだから当たり前なのであろうが、それにしても面白い。自分の好きなことを中心に書いているというが、それがいいのかな。猫と音楽と野菜が好きだということである。
内田 信之
2024年5月19日読了時間: 1分
「源氏物語礼讃」与謝野晶子
与謝野晶子という女性は本当に、恐るべしである。源氏54帖すべてを、歌一つで要約している。私のような凡人には源氏を読み通すことはできないが、この歌集であれば熟読ができる。
内田 信之
2024年5月11日読了時間: 1分
「消えた国 追われた人々 東プロシアの旅」池内紀
東プロシアという国名は耳にしたことがあるものの、その歴史について深く知るところは全くなかった。グストロフ号沈没事件は、日本の対馬丸の遭難事件とあまりに類似している。しかもその規模は10倍程度であったことなどは全く知らなかった。この著者の本はいつも勉強になる。
内田 信之
2024年5月9日読了時間: 1分
「サロメ」オスカー・ワイルド 平野啓一郎訳
平野啓一郎がサロメをどう表現しているのか興味があり読んでみた。宮本亜門が戯曲として演じるために依頼をしたということである。1年ほど前にフローベールの「ヘロディアス」を読んだが、この世界の話はその解釈によって様々な物語ができるのだと実感する。ところで原田マハのサロメも大変興味...
内田 信之
2024年5月6日読了時間: 1分
「戒厳令」アルベルト・カミュ 中村まり子訳
カミュの戯曲である。最近同じ訳者の「正義の人びと」を読んだが、これも興味深い戯曲であった。小説「ペスト」の翌年に初上演されたとのことである。この戯曲には、ペストという不思議な人物が出てくる。感染症であるペストの擬人化のようでもあるし、全体主義の比喩とも言える。それにしても、...
内田 信之
2024年5月4日読了時間: 1分
「おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2」村上春樹
村上ラヂオ1が面白かったので、2も借りてきた。これも非常に楽しいエッセイである。小説とは異なる味がある。3もあるようなので、いずれ読むことになるだろう。
内田 信之
2024年4月29日読了時間: 1分
「シェリ」コレット 河野万里子訳
49歳の女性と25歳の見目麗しい男性の恋愛の物語である。コレットの本を初めて読んだが、この方もこの作品と同様、本邦で波乱万丈の生涯を送ったようである。20世紀の前半にこのような大胆な作品を世に送り出したことは、大変驚きである。当時のパリは、私などには想像できない世界だったの...
内田 信之
2024年4月25日読了時間: 1分
「村上ラヂオ」村上春樹
2000年頃、雑誌「anan」に1年間にわた毎週掲載されたエッセイ集である。村上春樹の本はだいたい読んでいるが、これについては初めてであった。身近なことに関する短い文章なので、すぐに読めてしかも大変面白い。さすがに村上春樹である。プロの作家とはこうあるべきなのだろう。
内田 信之
2024年4月16日読了時間: 1分
「アラバスターの壺・女王の瞳 他」ルゴーネス 大西亮訳
ルゴーネスはアルゼンチンを代表する詩人、作家である。この本は、幻想文学と言われる短篇を集めたものである。訳者は、幻想という虚構を通してのみ見ることのできる現実がある、と述べている。その通りだと思う。
内田 信之
2024年4月13日読了時間: 1分
「萩原朔太郎の俳句と俳句観」倉林ひでを
萩原朔太郎は私が愛読する詩人である。この詩人が日本の和歌についての評論を読んだことがあるが、俳句については全く知るところではなかった。著者は群馬県人である。とても興味深く読むことができた。
内田 信之
2024年4月7日読了時間: 1分
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