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原町赤十字病院内
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内田 信之
2024年1月3日読了時間: 1分
「身もこがれつつ 小倉の百人一首」周防柳
この作家については、「蘇我の娘の古事記」を読んで以来愛読している。藤原定家、家隆、後鳥羽院に纏わる話である。作家によるかなりの創作があるのだろうが、とても興味深く読むことができた。確かに今でも百人一首は私たちの前に存在している。
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内田 信之
2023年12月31日読了時間: 1分
「ゾラ傑作短編集」エミール・ゾラ 國分俊宏訳
学生時代にゾラの居酒屋を読んだ。詳細は覚えていないが、パリの裏の世界を描かれていたたことだけはしっかり記憶している。それはどの世界でも同じだということを今は強く同意するところである。この短編集はそれなりに完結していて面白い。改めて長編を読み返したいと思う。
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内田 信之
2023年12月30日読了時間: 1分
「現代の超克」中島岳志 若松英輔
以前も読んだことのある本であったが再度読んでみた。この二人は私よりも若いのだが、どちらも私には魅力的であり、そのコメントは大変参考になる。小説を読むのは好きだが、哲学的な内容の話も時々読み返すことで、その時の自分自身の考え方の整理になる ような気がする。
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内田 信之
2023年12月24日読了時間: 1分
「ユニコーン」ジョルジュ・サンドの遺言 原田マハ
ジョルジュ・サンドに纏わる内容の本である。いつの日か、ユニコーンを描いたタピスリーを見たいものである。それにしても原田マハの創作した話は面白い。
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内田 信之
2023年12月24日読了時間: 1分
「響映する日本文学史」島内裕子
この著者の本はいくつか読んでいる。古典の初心者である私にとっては、大変わかりやすくありがたい本であった。時々読み返すことも重要だろう。
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内田 信之
2023年12月9日読了時間: 1分
「三島由紀夫 生きる意味を問う」 小川和佑
以前の読んだことがあるが、改めて読んでみた。はっきりと自分の意見を述べており、わかりやすいと言えばわかりやすい。すべての意見に賛同できるわけでは到底ないが、熟慮すべき問題点もいくつも指摘している。
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内田 信之
2023年11月23日読了時間: 1分
「宇治拾遺物語のたのしみ方」伊東玉美
日本には多くの説話集があり、その中には膨大な数の物語が存在する。しかしそれらを系統的に読んだことはない。今回その手始めとして、この本を読んでみた。代表的な4つの説話を中心に、それにまつわる話を取り上げられていて、素人の私でもすんなりと読み終えることができた。
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内田 信之
2023年11月19日読了時間: 1分
「縁は異なもの 白洲正子 河合隼雄」
以前も読んだ本だが、改めて読んでみた。白洲正子の文章はカミソリのように鋭く緊張感があって、私が愛読する作家のひとりである。一方河合隼雄についてはいくつかの対談集を読んだが、とても楽しい人だったに違いないと感じている。対照的な二人であるからこそこの本は非常に興味深いものである。
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内田 信之
2023年11月19日読了時間: 1分
「奪われた家/天国の扉 動物寓話集」コルタサル 寺尾隆吉訳
コルタサルはベルギーのブリュッセル生まれだが、両親ともにアルゼンチン人であり、ラテンアメリカを代表する作家である。と言ってもこの本を読んで初めて知った。カフカを彷彿させる文章だが、心を静めて読まないと理解が困難である。
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内田 信之
2023年11月11日読了時間: 1分
「ポーランドの人」J・M・クッツェー くぼたのぞみ訳
ケープタウン生まれのこの作家の本を読むのは2冊目である。70歳を超えた男性が50歳に届きそうな女性に恋をする物語である。男性が思い描くフェティッシュは、現実とは異なっていようがいまいが、それは正当化しなければ生きていけないものなのかもしれない。内容を知らずに読んだが、「良寛...
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内田 信之
2023年11月9日読了時間: 1分
「良寛の恋 炎の女 貞心尼」工藤美代子
とても興味深い本であった。良寛の物語というより、貞心尼という女性の生きざまを描いたものである。作者の想像するところも多分にあると思うが、それにしても十分ありそうな話であると感じた。魅力のある女性というのはいつの時代でも存在するのだろう。
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内田 信之
2023年11月4日読了時間: 1分
「離れがたき二人」シモーヌ・ド・ボーヴォワール 関口涼子訳
ボーヴォワールについて語るだけの知識も経験もない。ただ少女期から青年期にかけて才能ある人物に出会い、しかもその人物が早逝した場合の影響は想像に難くない。この作品にはサルトルのことは全く触れてはいないが、このような女性が世の中を切り開いていくことについては、なんとなく理解でき...
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内田 信之
2023年11月4日読了時間: 1分
「聖徳太子と蘇我入鹿」海音寺潮五郎
飛鳥時代から奈良時代の日本の激動時代の物語は、私がとても好むところである。少ない資料を熟知したうえで、様々な想像力を働かせながら描いた世界はとても新鮮である。この本では、特に聖徳太子の偉大さを示している。遣隋使の派遣にまつわる話は、つい最近の出来事のような錯覚を覚える。
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内田 信之
2023年10月14日読了時間: 1分
「モーセと一神教」ジークムント・フロイト
ユダヤ教におけるモーセの存在についてのフロイトの私見である。私見とはいっても私たちが得られる情報は限られており、フロイトの考えは私自身に自然に大きな影響を及ぼすものである。ユダヤ人は私たち日本人とはあまりに異なる道を歩んできており、その本質を理解することはとてつもなく困難である。
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内田 信之
2023年10月14日読了時間: 1分
「スペインの家 三つの物語」 J・M・クッツェー くぼたのぼみ訳
南アフリカ出身の作家の短編である。スペインの家、ニートフェルローレン、彼とその従者の3つの作品が収められている。ニートフェルローレンを読むと、現在の日本の地方にまつわる問題そのものである。作者の波乱に満ちた経験が、こういった作品を作るのだろう。
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内田 信之
2023年10月9日読了時間: 1分
「良寛 行に生き 行に死す」立松和平
良寛の本をいくつか読んでみようと思っている。この本は内容は乏しいが、良寛の一生を時系列で表しており、私のような初心者には適切であった。徧界曾て蔵さず(へんかいかつてかくさず)真理は全く隠されていないという意味のようである。
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内田 信之
2023年10月9日読了時間: 1分
「ヘッセへの誘い」ヘッセ研究会・友の会
ヘッセ研究会・友の会というものが存在していることを、この本を通じて知った。ヘッセの作品は確かに人を引き付ける力が強い。翻訳がよいこともその理由だろう。自分の若き日のいたらなさを思い出すたびに、きっとヘッセの作品も思い出すことになるのだろう。
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内田 信之
2023年10月8日読了時間: 1分
「人形の家」イプセン 原千代海訳
日本の明治の初めの頃に書かれた戯曲である。相当昔に読んだことがあったが、内容をほとんど忘れてしまったため、またとても薄い本だったので改めて読み直した。今もフェミニズムの問題は同じように存在していると言っていいだろう。そして今後も続くのだろう。
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内田 信之
2023年10月1日読了時間: 1分
「19世紀イタリア怪奇幻想短篇集」橋本勝雄編・訳
イタリアの文学については全く知識がない。たまたま目にしたので借りてみた。たった一度イタリアに行ったことあるだけであるが、わずかな滞在の中でも日本人とイタリア人の違いをずいぶん感じたものだ。短編であるが、日本人の発想とずいぶん違うようである。機会があれば他の本も読んでみよう。
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内田 信之
2023年9月23日読了時間: 1分
「良寛」吉本隆明
良寛には固定して透明になってしまう内面状態はなく、否定をまた否定的に微分して流れていく曲線の鮮やかな流動によって、ようやく透明になっていく内面状態だけがある。その心境は常に流動があって、深さを堪えて停滞する状態は絶えず否定にさらされる。 大変難解な表現である。
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