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原町赤十字病院内
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「良寛の恋 炎の女 貞心尼」工藤美代子
とても興味深い本であった。良寛の物語というより、貞心尼という女性の生きざまを描いたものである。作者の想像するところも多分にあると思うが、それにしても十分ありそうな話であると感じた。魅力のある女性というのはいつの時代でも存在するのだろう。
内田 信之
2023年11月9日読了時間: 1分
閲覧数:8回
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「離れがたき二人」シモーヌ・ド・ボーヴォワール 関口涼子訳
ボーヴォワールについて語るだけの知識も経験もない。ただ少女期から青年期にかけて才能ある人物に出会い、しかもその人物が早逝した場合の影響は想像に難くない。この作品にはサルトルのことは全く触れてはいないが、このような女性が世の中を切り開いていくことについては、なんとなく理解でき...
内田 信之
2023年11月4日読了時間: 1分
閲覧数:7回
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「聖徳太子と蘇我入鹿」海音寺潮五郎
飛鳥時代から奈良時代の日本の激動時代の物語は、私がとても好むところである。少ない資料を熟知したうえで、様々な想像力を働かせながら描いた世界はとても新鮮である。この本では、特に聖徳太子の偉大さを示している。遣隋使の派遣にまつわる話は、つい最近の出来事のような錯覚を覚える。
内田 信之
2023年11月4日読了時間: 1分
閲覧数:7回
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「モーセと一神教」ジークムント・フロイト
ユダヤ教におけるモーセの存在についてのフロイトの私見である。私見とはいっても私たちが得られる情報は限られており、フロイトの考えは私自身に自然に大きな影響を及ぼすものである。ユダヤ人は私たち日本人とはあまりに異なる道を歩んできており、その本質を理解することはとてつもなく困難である。
内田 信之
2023年10月14日読了時間: 1分
閲覧数:5回
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「スペインの家 三つの物語」 J・M・クッツェー くぼたのぼみ訳
南アフリカ出身の作家の短編である。スペインの家、ニートフェルローレン、彼とその従者の3つの作品が収められている。ニートフェルローレンを読むと、現在の日本の地方にまつわる問題そのものである。作者の波乱に満ちた経験が、こういった作品を作るのだろう。
内田 信之
2023年10月14日読了時間: 1分
閲覧数:4回
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「良寛 行に生き 行に死す」立松和平
良寛の本をいくつか読んでみようと思っている。この本は内容は乏しいが、良寛の一生を時系列で表しており、私のような初心者には適切であった。徧界曾て蔵さず(へんかいかつてかくさず)真理は全く隠されていないという意味のようである。
内田 信之
2023年10月9日読了時間: 1分
閲覧数:9回
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「ヘッセへの誘い」ヘッセ研究会・友の会
ヘッセ研究会・友の会というものが存在していることを、この本を通じて知った。ヘッセの作品は確かに人を引き付ける力が強い。翻訳がよいこともその理由だろう。自分の若き日のいたらなさを思い出すたびに、きっとヘッセの作品も思い出すことになるのだろう。
内田 信之
2023年10月9日読了時間: 1分
閲覧数:5回
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「人形の家」イプセン 原千代海訳
日本の明治の初めの頃に書かれた戯曲である。相当昔に読んだことがあったが、内容をほとんど忘れてしまったため、またとても薄い本だったので改めて読み直した。今もフェミニズムの問題は同じように存在していると言っていいだろう。そして今後も続くのだろう。
内田 信之
2023年10月8日読了時間: 1分
閲覧数:6回
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「19世紀イタリア怪奇幻想短篇集」橋本勝雄編・訳
イタリアの文学については全く知識がない。たまたま目にしたので借りてみた。たった一度イタリアに行ったことあるだけであるが、わずかな滞在の中でも日本人とイタリア人の違いをずいぶん感じたものだ。短編であるが、日本人の発想とずいぶん違うようである。機会があれば他の本も読んでみよう。
内田 信之
2023年10月1日読了時間: 1分
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「良寛」吉本隆明
良寛には固定して透明になってしまう内面状態はなく、否定をまた否定的に微分して流れていく曲線の鮮やかな流動によって、ようやく透明になっていく内面状態だけがある。その心境は常に流動があって、深さを堪えて停滞する状態は絶えず否定にさらされる。 大変難解な表現である。
内田 信之
2023年9月23日読了時間: 1分
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「パイドンー魂についてー」プラトン 納富信留訳
奥が深い内容なのだろうが、面白みに欠ける。私の能力が乏しいことが原因なのだろうが、詭弁とも感じてしまうところがある。それはそれとして、魂の話そのものにはやはり興味がある。
内田 信之
2023年9月17日読了時間: 1分
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「恋人たちのいる風景」O・ヘンリー 常盤新平訳
内容の浅い短編が6つ掲載されている。それぞれとても短いので、すぐに読み切ってしまった。最後の「賢者の贈り物 (The Gift of the Magi)」は、誰でもよく知っている短編であるが、改めて読むとやはり気分がいいものである。
内田 信之
2023年9月10日読了時間: 1分
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「ソクラテスの弁明」プラトン 納富信留訳
ソクラテスは、「アカデミー」という概念の創始者である。小林秀雄によれば、雄弁を嫌い、対話の意義を見出した人物でもある。この本の最も驚いたところは、本文よりも開設のほうが長いことであった。
内田 信之
2023年9月10日読了時間: 1分
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「賭博者」ドストエフスキー 亀山郁夫訳
財産とは「せがんで手に入れる」「贈与される」「略奪する」ことによって築かれるものという考えもあるようである。人はどうしてギャンブルに狂うのか、そして身を滅ぼしてしまうのか?昔も今も変わらないということは、これが人間の本質なのか。
内田 信之
2023年9月3日読了時間: 1分
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「太陽と鉄」「三熊野詣」三島由紀夫
どちらも以前に読んだものである。「太陽と鉄」にっついてはやはりコメントすることが困難である。「三熊野詣」は60歳の男性を40歳代の女性が描いたものである、前回より少しだけ感じ入るところがある。
内田 信之
2023年8月26日読了時間: 1分
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「グランド・ブルテーシュ奇譚」バルザック 宮下志朗訳
今から約200年前に生きたフランス生まれの作家である。たまたま図書館で手にしたため借りてきた。初めてこの作家の作品を読んだ。人間の営みは、何年たっても、また日本であろうがフランスであろうが変わらないものであるらしい。
内田 信之
2023年8月15日読了時間: 1分
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「思えばいとしや出たとこ勝負 小沢昭一の”この道”」
小沢昭一という人間の味を実感できるようになるまで、ずいぶん時間がかかったような気がする。真似をしようと思っても、決してできない。一緒にいると、きっと楽しい人だったに違いない。
内田 信之
2023年8月12日読了時間: 1分
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「三文オペラ」ブレヒト 谷川道子訳
「ガリレオの生涯」に続いて読んでみた。20世紀前半のロンドン社会を描いた戯曲である。裏と表からなるブルジョワ社会を揶揄しつつ、人の強さ、特に女性の強さを感じさせる。出演するのは、盗賊、乞食、娼婦と警察である。 何でもいいので、いつか演劇を鑑賞したいものだ。
内田 信之
2023年8月11日読了時間: 1分
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「サド侯爵夫人・わが友ヒットラー」三島由紀夫
三島由紀夫作の戯曲である。三島がサドについて語るのを聞いており、ずっと読みたいと思っていた。描かれるのは女性だけである。後者は男性だけが描かれている。この二つの戯曲が一冊になっているところが面白い。
内田 信之
2023年8月11日読了時間: 1分
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「リーチ先生」原田マハ
バーナード・リーチにまつわる物語である。原田マハの小説にはフィクションも多々あるということであるが、とにかく読みやすく面白い。柳宗悦や濱田庄司との関係も小説の中のことがすべて真実にないにしても、それなりに理解できるところである。リラックスしたいときに、またこの作家の本を読ん...
内田 信之
2023年8月1日読了時間: 1分
閲覧数:7回
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