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原町赤十字病院内
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「敗北力」鶴見俊輔
鶴見俊輔のエッセイである。力を入れずして自分の信念を突き通す、そんな人だったのだろう。すべての内容に賛同するわけではないが、自分がこれからの人生を生きていく上で多くの示唆を与えてくれる人だ。「一座の中にはヴェイン(空虚)な人間は必要だ」という話は、まさに真実であろう。
内田 信之
2021年6月24日読了時間: 1分
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「九鬼周蔵随筆集」菅野昭正編
以前、野内良三の「偶然」に関する本を数冊読んだことがある。この中で九鬼周蔵の名前が何度も出てきたが、実際に九鬼周蔵の本は読んだことはなかった。この本については一気に読んだためか、まだ何をここに何を記していよいのか。また図書館で彼の本を借りることにしよう。
内田 信之
2021年6月20日読了時間: 1分
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「逢坂の六人」周防柳
以前、この作家の作である「蘇我の娘の古事記」を読んで、大変感銘を受けた。この本は紀貫之たちの六歌仙の話である。もちろんほとんどが創作であろうが、素直に読むことができ、とてもおもしろい。私はこの作家を勝手に男性と思っていたが、実は女性であった。それにしても早稲田第一文学部出身...
内田 信之
2021年6月19日読了時間: 1分
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「続々 物語をものがたる」河合隼雄
河合隼雄の本を読むと、人間の生活にとって、物語の大事さを強く実感する。物語には、物語る人の歴史だけでなく、人類の歴史が詰まっているといって過言ではないだろう。これからも多くの物語を読んでいくことになるのだろう。
内田 信之
2021年6月13日読了時間: 1分
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「思い出袋」鶴見俊輔
鶴見俊輔の本をしっかり読んだことはない。この本は短いエッセイをまとめたもので、気楽に読むjことができた。彼のことをよく知らなかったが、波乱万丈の人生とは、まさに彼のような人生を言うのであろう。こんな人生を送る続けることができたのは、しなやかな芯のようなものが、彼の中に存在し...
内田 信之
2021年6月5日読了時間: 1分
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「文豪怪談傑作集 三島由紀夫集」 東雅夫編
朝顔 雛の家 花火 切符 鴉 英霊の聲 邪教 博覧会 仲間 孔雀 月澹荘綺譚 雨月物語について 栁田國男遠野物語 泉鏡花 内田百閒 川端氏の抒情歌について ポップコーンの心霊術-横尾忠則論 小説とは何かージョルジュバタイユ 確かに傑作である
内田 信之
2021年5月29日読了時間: 1分
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「中国歴史短編集 興亡流転編」陳舜臣
時々陳舜臣の本を読んでいる。彼の本を読むたびに中国を身近に感じる。長い歴史の中で、様々な人間が確かに存在した。英雄もいるし、豪傑もいるし、清貧の中で高潔を守り抜いた人もいる。今後も彼の本を時々読むことになるだろう。
内田 信之
2021年5月22日読了時間: 1分
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「影ぞ恋しき」上・下 葉室麟
色も香も昔の濃さに匂へども 植えけむ人の影ぞ恋しき 葉隠れに散りとどまれる花のみぞ 忍びし人に逢ふ心地する 「いのちなりけり」「花や散るらん」に続く三部作である。日本人であれば読んでもいい本である。
内田 信之
2021年5月13日読了時間: 1分
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「忘れられた巨人」カズオ・イシグロ
過去の体験とは、ひとつの風景として、静止画として眼前に現れる。中心ははっきりしているが、周辺はぼやけている(訳者 土屋政雄)。記憶と歴史、小林秀雄が言うように私たちは思い出すものなのだろう。しかし思い出すことは、必ずしも人を幸福にするとは限らない。
内田 信之
2021年5月4日読了時間: 1分
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「愛さずにはいられない」藤田宜永
朝日新聞の「月の夜の梟」を毎週読み、小池真理子の小説もいくつか読んだ。彼女きっと心底愛したと思われる男性の本も読みたいと思い、この本を選んだ。この年になって読んだのがよかったのだろう。レイチャールズの歌とともに私の記憶の中に間違いなく残る小説になった。 I can't...
内田 信之
2021年5月1日読了時間: 1分
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「たましいのふたりごと」川上未映子×穂村弘
川上未映子の言葉に対する感受性は、読んでいてとてもおもしろい。穂村弘はさすがに歌詠みの人らしく、表現が非常に鋭い。世の中のあらゆることをもっとじっくり考えることができれば、きっと今よりすっと深く、人生を味わうことができるのだろうな
内田 信之
2021年4月11日読了時間: 1分
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「まるまるの毬」西條奈加
直木賞受賞作家の作品である。文真堂で購入して読んだ。江戸時代の人情話は、何故だかとても懐かしい気分にさせてくれる。どうしてなのだろうか。楽しいとか、うれしいとか、おもしろいという感情ではなく、ただ単に懐かしい。 歴史とは思い出すもの。そう思う。
内田 信之
2021年4月4日読了時間: 1分
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「古今集の世界へ 空に立つ波」竹西寛子
前橋市立図書館にある竹西寛子の本はすべて読んでいるが、この本は見当たらなかったので自分で購入した。私は、竹西寛子によって言葉の魅力、日本語の魅力を知ったといっても過言ではない。言葉には確かに力がある。日本人として古今集を持つ喜び、これは何ものにも代えがたい。この本も何度か読...
内田 信之
2021年3月21日読了時間: 1分
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「外套・鼻」ゴーゴリ、平井肇訳
ロシア文学の多くは人の心に強く訴えるものがある。これはロシア人の特徴なのか、ロシアの風土や歴史のなせるところなのか。アカーキイ・アカーキエヴィッチの生涯を、現代を生きる私たちはどのように感受すべきなのか。私たちは何らかの意見を言うべきなのか。
内田 信之
2021年3月18日読了時間: 1分
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「不滅の哲学 池田晶子」若松英輔
図書館で借りることのできる若松英輔の本は、ほぼすべて読んでいる。彼が池田晶子のことをしばしば言及しているが、彼女の本は読んだことがない。一度は読むべきなのかもしれない。悲しみは乗り越えるものではなく、深めていくもの。 早朝、利根川沿いで鶯の鳴き声を耳にする。
内田 信之
2021年3月14日読了時間: 1分
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「中原中也のこころ」
この年になって、これほど中原中也に惹かれるのはなぜなのか、しみじみと考えよう。私の十代から二十歳前半、つまり中学時代から大学時代、たぶん中原と同じような感受性が間違いなくあったような気がする。それは私の中からもう消えてしまったのか?彼の詩はやっぱり心に響く。
内田 信之
2021年3月7日読了時間: 1分
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「わが人生に一辺の悔いあり?」
昨日午後、原町日赤内でAMAの仲間たちと動画撮影を行った。内容は看取りに関係するものである。とても楽しい時間であった。佐藤さんと唐澤さんには、脚本作成から、監督、編集をお願いした。完成されるのが待ち遠しい。
内田 信之
2021年3月7日読了時間: 1分
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「猫を棄てる」村上春樹
村上春樹の作品はほぼすべて読んでいる。この本は、いくつかの点で他のそれとは大きく異なっているようだ。男にとって父親とは何なのか?「海辺のカフカ」のテーマの一つでもあった。20年以上前に亡くなった、私の父親のことを思い出さずにはいられない。父は私に何を訴えたかったのか?
内田 信之
2021年2月28日読了時間: 1分
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「絆 いま、生きるあなたへ」山折哲雄
山折哲雄の本はいくつか読んでいる。その中では「断食」について、しばしば触れている。「断食」は厳しい修行の一つのようでもあるが、人間の生死を考える上で、非常に重要なキーワードでもある。空海や西行は断食をしたのであろうか?
内田 信之
2021年2月28日読了時間: 1分
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「幸せについて」谷川俊太郎
人の幸せについて時々考えることがある。そうすれば、何をすれば幸せになれるかと考える時、ヒトはあまり幸せでないという。人に愛されていなくとも、愛している幸せの方が、ずっと深く、長いものだという。きっとそうなのだと、私も思う。
内田 信之
2021年2月27日読了時間: 1分
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