内田 信之2021年6月19日読了時間: 1分「逢坂の六人」周防柳以前、この作家の作である「蘇我の娘の古事記」を読んで、大変感銘を受けた。この本は紀貫之たちの六歌仙の話である。もちろんほとんどが創作であろうが、素直に読むことができ、とてもおもしろい。私はこの作家を勝手に男性と思っていたが、実は女性であった。それにしても早稲田第一文学部出身の作家は多い。
以前、この作家の作である「蘇我の娘の古事記」を読んで、大変感銘を受けた。この本は紀貫之たちの六歌仙の話である。もちろんほとんどが創作であろうが、素直に読むことができ、とてもおもしろい。私はこの作家を勝手に男性と思っていたが、実は女性であった。それにしても早稲田第一文学部出身の作家は多い。
「日本語練習帳」大野晋日本語がうまく使えないため、7,8年ぶりにこ改めての本を読んだ。実は半年前から大野晋と丸谷才一による古典の文法の本も読んでいる(こちらはなかなか進まないが)。普段何気なく使っている日本語は奥が深いし面白い。もっとしっかりした言葉がつかえるようになりたいものだ。
「花・死人に口なし」他七篇 シュニッツラー作 番匠谷英一・山本有三訳私より100年前に生を受けたオーストリアの作家の作品である。最近は西洋の古い作品を読むことが多い。この本も私がいつも眺めている図書館の一角に収められていたものである。口当たりの良いアルコールをごく少量たしなみながら読むと、作品の味わいがもっと深くなるような気がする。
「伽羅を焚く」竹西寛子昭和4年生まれの著者による令和4年に発刊された本である。この作家の本は図書館で借りて結構読んでいる。言葉の大切さ、特に言葉使いと生活との関係について、この作家ほど厳しく考えている人は多くはないと思われる。古典の奥深さも教えていただいた。