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「良寛」吉本隆明

  • 内田 信之
  • 2023年9月23日
  • 読了時間: 1分

良寛には固定して透明になってしまう内面状態はなく、否定をまた否定的に微分して流れていく曲線の鮮やかな流動によって、ようやく透明になっていく内面状態だけがある。その心境は常に流動があって、深さを堪えて停滞する状態は絶えず否定にさらされる。 大変難解な表現である。

 
 
 

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