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  • 内田 信之

「肉体の悪魔」レーモン・ラディゲ 中条省平訳

20歳で生涯を閉じた早熟の作家の作品である。内容は全く異なるが、三島由紀夫の「春の雪」を感じながら一気に読んだ。この作家にはもう一つ代表作があるので、図書館にあれば借りてこようと思う。

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「村上ラヂオ」村上春樹

2000年頃、雑誌「anan」に1年間にわた毎週掲載されたエッセイ集である。村上春樹の本はだいたい読んでいるが、これについては初めてであった。身近なことに関する短い文章なので、すぐに読めてしかも大変面白い。さすがに村上春樹である。プロの作家とはこうあるべきなのだろう。

「アラバスターの壺・女王の瞳 他」ルゴーネス 大西亮訳

ルゴーネスはアルゼンチンを代表する詩人、作家である。この本は、幻想文学と言われる短篇を集めたものである。訳者は、幻想という虚構を通してのみ見ることのできる現実がある、と述べている。その通りだと思う。

「萩原朔太郎の俳句と俳句観」倉林ひでを

萩原朔太郎は私が愛読する詩人である。この詩人が日本の和歌についての評論を読んだことがあるが、俳句については全く知るところではなかった。著者は群馬県人である。とても興味深く読むことができた。

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