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「告白 太陽と鉄」三島由紀夫

  • 内田 信之
  • 2020年11月26日
  • 読了時間: 1分

50年という長い時間が経過した現在、私自身は改めて三島由紀夫についてじっくり考えてみたいと思っている。 「言葉」というものについて、現実を抽象化し悟性につなぐ媒介、これはわかる。言葉の本質的な機能とは、「絶対」を待つ間の長い空白を、あたかも白い長い帯に詩集を施すように書くことによって、一瞬一瞬を「終わらせて」ゆく呪術であるという。そして「精神」は決してこの終わりを認識しない、という。三島のこの考えを私は本当に理解する時があるのか?

 
 
 

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