内田 信之2021年11月27日読了時間: 1分「デーミアン」ヘルマン・ヘッセ 酒寄進一訳私たちの魂の中には。かつての人間の魂の中で生きたものがすべて詰まっている。かつて存在した神々と悪魔・・・神への崇拝と同時に、悪魔に対する崇拝も必要なのか・・世界はとても複雑で、我々の認識を超えたところにあるようだ
私たちの魂の中には。かつての人間の魂の中で生きたものがすべて詰まっている。かつて存在した神々と悪魔・・・神への崇拝と同時に、悪魔に対する崇拝も必要なのか・・世界はとても複雑で、我々の認識を超えたところにあるようだ
「村上ラヂオ」村上春樹2000年頃、雑誌「anan」に1年間にわた毎週掲載されたエッセイ集である。村上春樹の本はだいたい読んでいるが、これについては初めてであった。身近なことに関する短い文章なので、すぐに読めてしかも大変面白い。さすがに村上春樹である。プロの作家とはこうあるべきなのだろう。
「アラバスターの壺・女王の瞳 他」ルゴーネス 大西亮訳ルゴーネスはアルゼンチンを代表する詩人、作家である。この本は、幻想文学と言われる短篇を集めたものである。訳者は、幻想という虚構を通してのみ見ることのできる現実がある、と述べている。その通りだと思う。
「萩原朔太郎の俳句と俳句観」倉林ひでを萩原朔太郎は私が愛読する詩人である。この詩人が日本の和歌についての評論を読んだことがあるが、俳句については全く知るところではなかった。著者は群馬県人である。とても興味深く読むことができた。