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内田 信之

「菅原道真」見果てぬ夢 三田誠広

昨年秋に澤田瞳子による大宰府左遷後の道真を描いた作品を読んだが、これは藤原氏北家台頭時代の道真の姿を書き記したものである。事実であるかどうかは別として、業平との交友などにもとても興味深く読むことができた。この時代のいわゆる知識人の勉学に励む姿勢は、現在を生きる我々には及びもつかないものである。

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「芭蕉と歩く」髙橋保博

この本を読むのは3回目くらいだと思う。図書館には芭蕉についての本は多数あるが、ほとんどは「奥の細道」に関するものである。この本は「野ざらし紀行」や「鹿島詣」の解説本であり、私にとっては貴重である。「野ざらし紀行」については、もっと知りたいところである。

「ロ・ギワンに会った」チョ・ヘジン 浅田絵美訳

韓国文学に対する関心は以前から高かったが、読む機会がなかった。県立図書館に韓国文学のコーナーがあることを以前からわかっていたが、手に取ることはほとんどなかった。最近斎藤真理子の「韓国文学の中心にあるもの」を読んで、その関心はますます高まった。この本を読んでみて、韓国文学をし...

「梅原猛の授業 仏教」

2001年、梅原猛が76歳の時に、京都の洛南中学の3年生に行った授業を本にまとめたものである。梅原猛の書籍はいくつか読んでいるが、膨大な知識と強い自意識をいつも感じさせる。中学3年生に行った授業であるが、私のレベルではちょうどよく、一気に読み終えてしまった。

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