「芭蕉と歩く 野ざらし紀行と鹿島詣」高橋保博内田 信之2021年7月19日読了時間: 1分芭蕉が歩いた道を私もいつかは歩いてみたい、と思うが、現実は困難である。せめて、芭蕉が句を詠んだ場所に立ち、そこで思いを馳せてみたいものだ。
臨海楼綺譚 スティーヴンスン 南條竹則訳少年の頃読んだ、「宝島」の作者であるが、このような作品を書いているとは全く知らなかった。私にとっては不思議な世界ではあるが、少しばかり共感するところもある。理性だけでは理解できない世界は、いつの時代でもあったのだろう。
「耳をすませば」チョ・ナムジュ 小山内園子訳「サハマンション」に続いて、チョ・ナムジュの小説を読んだ。デビュー作ということである。展開にスピード感があり、楽しく読むことができた。しかしこれが韓国の実状ではないと思うが、この小説に似たような社会の雰囲気はあるのだろうか。考えてみると、最近の日本も同じような現象が起きてい...
「ひとりの覚悟」山折哲雄山折哲雄の著書はいくつか読んでおり、この本の内容も特に目新しいものはない。ただしこの本は87歳時に記した本であり、自分自身の死が近づいているという気持ちがあり、やや強い表現になっているようだ。パールバックの「The Big...
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