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  • 内田 信之

「猫を棄てる」村上春樹

村上春樹の作品はほぼすべて読んでいる。この本は、いくつかの点で他のそれとは大きく異なっているようだ。男にとって父親とは何なのか?「海辺のカフカ」のテーマの一つでもあった。20年以上前に亡くなった、私の父親のことを思い出さずにはいられない。父は私に何を訴えたかったのか?

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「水の精」フケー 識名章喜訳

19世紀前半にドイツの作家、フケーによって書かれた小説である。フケーの小説を初めて読んだ。どこの国でも様々な物語があり、それを題材に様々な小説が創作されるのだろう。

「近衛忠輝 人道に生きる」近衛忠輝

日本赤十字社元社長、国際赤十字・赤新月社連盟元会長の半生を記したものである。綺麗ごとでは解決できない問題に対して、長きにわたって正面から取り組んできたということを、この本を通じて初めて知った。改めて思うが、赤十字の精神というものは良いものである。

「鏡の前のチェス盤」ボンペンペッリ 橋本勝雄訳

自宅の家にあった三面鏡の前で、時々不思議な気持ちになったことを思い出した。鏡の中の世界は、じっと眺めているだけで永遠を感じたこともあった。いつしか鏡は単なる道具になってしまったが、こういう小さな作品を読むと幼かった自分を懐かしむことができる。

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