内田 信之2022年10月16日読了時間: 1分「熱源」川越宗一明治から昭和にかけて、樺太アイヌの人と、リトアニアに生まれたロシアに育ったポーランド人を人生を描いた物語である。文明の負の部分に抗うこと、そして摂理と戦うには、血の滲むような厳しさを伴う。全編を読み、自分の無知を改めて知ることができた。
明治から昭和にかけて、樺太アイヌの人と、リトアニアに生まれたロシアに育ったポーランド人を人生を描いた物語である。文明の負の部分に抗うこと、そして摂理と戦うには、血の滲むような厳しさを伴う。全編を読み、自分の無知を改めて知ることができた。
「日本の詩歌」大岡信私には繰り返し読む本があるが、この本もその一つである。4,5回目くらいかもしれない。文学の素人には大変貴重な本であると思う。こんなに何回も読むのだから購入すればいいのであるが、相変わらず図書館で借りている。いつかまた読むことになるだろう。
「読書について」小林秀雄年末に読んだ本である。心に刺さる文章がちりばめられている。常識人として恥ずかしからぬ教養を得たうえで、初めて己の気質が意味を持つ。己の気質が意味を持って初めて趣味というものを解するといえる。趣味には矛盾があり、理性で解決できないところがある。その通りだと思う。
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