内田 信之2022年8月13日読了時間: 1分「満つる月の如し」仏師・定朝 澤田瞳子平将門を中心に書かれた「落花」が結構よかったので、今回は道長の時代の仏師・定朝を描いたこの本を借りてきた。仏師というものをほとんど知らなかった私にとって、この本はとても新鮮であった。今後もこの作家の本をいくつか読んでみよう。
平将門を中心に書かれた「落花」が結構よかったので、今回は道長の時代の仏師・定朝を描いたこの本を借りてきた。仏師というものをほとんど知らなかった私にとって、この本はとても新鮮であった。今後もこの作家の本をいくつか読んでみよう。
「日本の詩歌」大岡信私には繰り返し読む本があるが、この本もその一つである。4,5回目くらいかもしれない。文学の素人には大変貴重な本であると思う。こんなに何回も読むのだから購入すればいいのであるが、相変わらず図書館で借りている。いつかまた読むことになるだろう。
「読書について」小林秀雄年末に読んだ本である。心に刺さる文章がちりばめられている。常識人として恥ずかしからぬ教養を得たうえで、初めて己の気質が意味を持つ。己の気質が意味を持って初めて趣味というものを解するといえる。趣味には矛盾があり、理性で解決できないところがある。その通りだと思う。
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