「死霊の恋/化身」 テオフィル・ゴーティエ 永井千奈訳内田 信之2024年2月10日読了時間: 1分ゴーティエは19世紀のフランスの作家である。たとえ灰に帰したとしても、一度だけ(一夜だけ)でも実現した絶対美の記憶は永遠に残る。言葉としても残る。対極にあるものも一瞬だけは融合する。 今の年齢だから得られる読後感なのだろう。 胡蝶の夢
「カフカを読む」池内紀池内紀氏の著作はいくつか読んでいる。カフカについて若いころから研究をされているようで、私にとっては大変興味深いし、楽しいことである。カフカの世界につかればつかるほど、若き日の自分を思い出させるところが不思議である。この年になってである。
「親鸞と道元」五木寛之 立松和平親鸞と道元に関するこの二人の対談は、大変興味深いものがあった。以前はそれほど関心のなかった分野であるが、年を重ねるととても身近な話題である。いつか「正法眼蔵随聞記」を読みたいと思うが、その前にいくつか他の本を読んでみよう。
「楽しく漢詩文を学ぼう」中国文学逍遥 井波律子以前から漢詩についてもっと学びたいと思っていたが、自分に合うものをなかなか見つけることができなかった。井波律子氏のこの本は大変わかりやすいし、読みやすいし、しかも面白い。これからもこの方の本を読み続けようと思う。
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