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内田 信之

「死霊の恋/化身」 テオフィル・ゴーティエ 永井千奈訳

ゴーティエは19世紀のフランスの作家である。たとえ灰に帰したとしても、一度だけ(一夜だけ)でも実現した絶対美の記憶は永遠に残る。言葉としても残る。対極にあるものも一瞬だけは融合する。  今の年齢だから得られる読後感なのだろう。 胡蝶の夢

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「日本の詩歌」大岡信

私には繰り返し読む本があるが、この本もその一つである。4,5回目くらいかもしれない。文学の素人には大変貴重な本であると思う。こんなに何回も読むのだから購入すればいいのであるが、相変わらず図書館で借りている。いつかまた読むことになるだろう。

「読書について」小林秀雄

年末に読んだ本である。心に刺さる文章がちりばめられている。常識人として恥ずかしからぬ教養を得たうえで、初めて己の気質が意味を持つ。己の気質が意味を持って初めて趣味というものを解するといえる。趣味には矛盾があり、理性で解決できないところがある。その通りだと思う。

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