内田 信之2020年8月10日読了時間: 1分「死者との対話」石原慎太郎昨日県立図書館に行ったら、偶然見つけたのでさっそく借りて読んでみた。87歳になったということで、自身が身近に感じている死について、どんな文章を書くのかとても興味があった。内容については、私にとっては若干期待外れであった。もっと言いたいことがあるのではないか?
昨日県立図書館に行ったら、偶然見つけたのでさっそく借りて読んでみた。87歳になったということで、自身が身近に感じている死について、どんな文章を書くのかとても興味があった。内容については、私にとっては若干期待外れであった。もっと言いたいことがあるのではないか?
「宇治拾遺物語のたのしみ方」伊東玉美日本には多くの説話集があり、その中には膨大な数の物語が存在する。しかしそれらを系統的に読んだことはない。今回その手始めとして、この本を読んでみた。代表的な4つの説話を中心に、それにまつわる話を取り上げられていて、素人の私でもすんなりと読み終えることができた。
「縁は異なもの 白洲正子 河合隼雄」以前も読んだ本だが、改めて読んでみた。白洲正子の文章はカミソリのように鋭く緊張感があって、私が愛読する作家のひとりである。一方河合隼雄についてはいくつかの対談集を読んだが、とても楽しい人だったに違いないと感じている。対照的な二人であるからこそこの本は非常に興味深いものである。
「奪われた家/天国の扉 動物寓話集」コルタサル 寺尾隆吉訳コルタサルはベルギーのブリュッセル生まれだが、両親ともにアルゼンチン人であり、ラテンアメリカを代表する作家である。と言ってもこの本を読んで初めて知った。カフカを彷彿させる文章だが、心を静めて読まないと理解が困難である。