「日本語練習帳」大野晋日本語がうまく使えないため、7,8年ぶりにこ改めての本を読んだ。実は半年前から大野晋と丸谷才一による古典の文法の本も読んでいる(こちらはなかなか進まないが)。普段何気なく使っている日本語は奥が深いし面白い。もっとしっかりした言葉がつかえるようになりたいものだ。
「花・死人に口なし」他七篇 シュニッツラー作 番匠谷英一・山本有三訳私より100年前に生を受けたオーストリアの作家の作品である。最近は西洋の古い作品を読むことが多い。この本も私がいつも眺めている図書館の一角に収められていたものである。口当たりの良いアルコールをごく少量たしなみながら読むと、作品の味わいがもっと深くなるような気がする。
「伽羅を焚く」竹西寛子昭和4年生まれの著者による令和4年に発刊された本である。この作家の本は図書館で借りて結構読んでいる。言葉の大切さ、特に言葉使いと生活との関係について、この作家ほど厳しく考えている人は多くはないと思われる。古典の奥深さも教えていただいた。