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  • 内田 信之

「少将滋幹の母」谷崎潤一郎

谷崎潤一郎の文章は美しい。平安朝の話しであるから、よけいそんな気になるのか。藤原時平の大胆な恋愛、藤原国経の不浄観の修行、そして滋幹と母親との再会、最後の数ページは圧巻であった。一気に読み通した。

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良寛には固定して透明になってしまう内面状態はなく、否定をまた否定的に微分して流れていく曲線の鮮やかな流動によって、ようやく透明になっていく内面状態だけがある。その心境は常に流動があって、深さを堪えて停滞する状態は絶えず否定にさらされる。 大変難解な表現である。

奥が深い内容なのだろうが、面白みに欠ける。私の能力が乏しいことが原因なのだろうが、詭弁とも感じてしまうところがある。それはそれとして、魂の話そのものにはやはり興味がある。

内容の浅い短編が6つ掲載されている。それぞれとても短いので、すぐに読み切ってしまった。最後の「賢者の贈り物 (The Gift of the Magi)」は、誰でもよく知っている短編であるが、改めて読むとやはり気分がいいものである。

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