内田 信之11月10日読了時間: 1分「太陽と鉄」三島由紀夫三島自身はこれを「告白と批評との中間形態」の書としている。解説の佐藤秀明氏によれば、この書は始めから「死」が直観されており、そこから逆算され、死に至る論理が構築されたに違いない、と述べている。難解な表現が多いが、三島の晩年の心情の一端に触れることができ、自分にとっては大変重要な書である。
三島自身はこれを「告白と批評との中間形態」の書としている。解説の佐藤秀明氏によれば、この書は始めから「死」が直観されており、そこから逆算され、死に至る論理が構築されたに違いない、と述べている。難解な表現が多いが、三島の晩年の心情の一端に触れることができ、自分にとっては大変重要な書である。
「芭蕉と歩く」髙橋保博この本を読むのは3回目くらいだと思う。図書館には芭蕉についての本は多数あるが、ほとんどは「奥の細道」に関するものである。この本は「野ざらし紀行」や「鹿島詣」の解説本であり、私にとっては貴重である。「野ざらし紀行」については、もっと知りたいところである。
「ロ・ギワンに会った」チョ・ヘジン 浅田絵美訳韓国文学に対する関心は以前から高かったが、読む機会がなかった。県立図書館に韓国文学のコーナーがあることを以前からわかっていたが、手に取ることはほとんどなかった。最近斎藤真理子の「韓国文学の中心にあるもの」を読んで、その関心はますます高まった。この本を読んでみて、韓国文学をし...
「梅原猛の授業 仏教」2001年、梅原猛が76歳の時に、京都の洛南中学の3年生に行った授業を本にまとめたものである。梅原猛の書籍はいくつか読んでいるが、膨大な知識と強い自意識をいつも感じさせる。中学3年生に行った授業であるが、私のレベルではちょうどよく、一気に読み終えてしまった。
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