「大獄 西郷青嵐賦」葉室麟内田 信之2021年1月11日読了時間: 1分葉室麟の作品はほとんど読んでいる。この本がいつ文庫本になるのかと、楽しみにしていた。2回の島流しに憂き目にあうも、見事に復活し、多くの人間から愛された西郷については、私自身は奇跡の日本人であると思っている。この本に書かれているのは西郷の若き日の話だけであるが、それでも十分楽しませてもらった。
「カフカを読む」池内紀池内紀氏の著作はいくつか読んでいる。カフカについて若いころから研究をされているようで、私にとっては大変興味深いし、楽しいことである。カフカの世界につかればつかるほど、若き日の自分を思い出させるところが不思議である。この年になってである。
「親鸞と道元」五木寛之 立松和平親鸞と道元に関するこの二人の対談は、大変興味深いものがあった。以前はそれほど関心のなかった分野であるが、年を重ねるととても身近な話題である。いつか「正法眼蔵随聞記」を読みたいと思うが、その前にいくつか他の本を読んでみよう。
「楽しく漢詩文を学ぼう」中国文学逍遥 井波律子以前から漢詩についてもっと学びたいと思っていたが、自分に合うものをなかなか見つけることができなかった。井波律子氏のこの本は大変わかりやすいし、読みやすいし、しかも面白い。これからもこの方の本を読み続けようと思う。
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