内田 信之2023年7月10日読了時間: 1分「夢小説 闇への逃走」シュニッツラー 池内紀・武村知子訳シュニッツラーは私よりちょうど100年早く生まれた人物である。夢の問題、狂気の問題など、大変興味深く作品として描いている。狂気の中での予感とは、無意識下の一連の思念であり、形而上的論理であり、強迫観念であり、一つの逃げ口上に過ぎないと。正気の予感も同じようなものかもしれない。
シュニッツラーは私よりちょうど100年早く生まれた人物である。夢の問題、狂気の問題など、大変興味深く作品として描いている。狂気の中での予感とは、無意識下の一連の思念であり、形而上的論理であり、強迫観念であり、一つの逃げ口上に過ぎないと。正気の予感も同じようなものかもしれない。
「太陽と鉄」三島由紀夫三島自身はこれを「告白と批評との中間形態」の書としている。解説の佐藤秀明氏によれば、この書は始めから「死」が直観されており、そこから逆算され、死に至る論理が構築されたに違いない、と述べている。難解な表現が多いが、三島の晩年の心情の一端に触れることができ、自分にとっては大変重...
「韓国文学の中心にあるもの」斎藤真理子韓国文学には以前から興味があるのだが、いまだに読んだことはない。この本は韓国文学を紹介しながら、韓国の歴史についても詳細に触れている。私が韓国の現代史についていかに無知であったかということを知ることになった。この本の中に紹介された本をいくつか読んでみようと思う。
「千霊一霊物語」アレクサンドル・デュマ 前山悠訳アレクサンドル・デュマの作品を初めて読んだ。論理では説明できない世界というものは、確かにあるものだと思う。世の中の価値は常に変化、もしくは消失してしまうものである。他の本も読んでみようと思う。
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