内田 信之2020年11月26日読了時間: 1分「告白 太陽と鉄」三島由紀夫50年という長い時間が経過した現在、私自身は改めて三島由紀夫についてじっくり考えてみたいと思っている。 「言葉」というものについて、現実を抽象化し悟性につなぐ媒介、これはわかる。言葉の本質的な機能とは、「絶対」を待つ間の長い空白を、あたかも白い長い帯に詩集を施すように書くことによって、一瞬一瞬を「終わらせて」ゆく呪術であるという。そして「精神」は決してこの終わりを認識しない、という。三島のこの考えを私は本当に理解する時があるのか?
50年という長い時間が経過した現在、私自身は改めて三島由紀夫についてじっくり考えてみたいと思っている。 「言葉」というものについて、現実を抽象化し悟性につなぐ媒介、これはわかる。言葉の本質的な機能とは、「絶対」を待つ間の長い空白を、あたかも白い長い帯に詩集を施すように書くことによって、一瞬一瞬を「終わらせて」ゆく呪術であるという。そして「精神」は決してこの終わりを認識しない、という。三島のこの考えを私は本当に理解する時があるのか?
「暗黒寓話集」 島田雅彦すぐに読めそうなので借りてきた。確かにすぐ読み終わった。それなりに興味深く読んだが、ほかにもっと面白い小説がありそうである。島田雅彦はほとんど同世代なので、今後もいくつか読んでいこうと思う。