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内田 信之

「南相馬メドレー」柳美里

「JR上野駅公園口」を読む前に、柳美里が南相馬でどんな生活をしていたかを知るために図書館で借りてきた。白洲正子が言うように、人は誰でも自分で出来上がった様な顔をしているが、環境というものにどれ程支配されたかわからないものである。あまりに私と異なる人生を歩んできたこの女性の言葉は、心に訴えるものがある。

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「日本の詩歌」大岡信

私には繰り返し読む本があるが、この本もその一つである。4,5回目くらいかもしれない。文学の素人には大変貴重な本であると思う。こんなに何回も読むのだから購入すればいいのであるが、相変わらず図書館で借りている。いつかまた読むことになるだろう。

「読書について」小林秀雄

年末に読んだ本である。心に刺さる文章がちりばめられている。常識人として恥ずかしからぬ教養を得たうえで、初めて己の気質が意味を持つ。己の気質が意味を持って初めて趣味というものを解するといえる。趣味には矛盾があり、理性で解決できないところがある。その通りだと思う。

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