内田 信之2024年8月12日読了時間: 1分「別れの色彩」ベルンハルト・シュリンク 松永美穂訳ドイツのある新聞では、「人生の秋」という言葉でこの本を評したという。別れをテーマにした9つの短編である。人が老いるというのは、多くの複雑な後悔の積み重ねなのだろう。この作家の本は、また読んでみたいと思う。
ドイツのある新聞では、「人生の秋」という言葉でこの本を評したという。別れをテーマにした9つの短編である。人が老いるというのは、多くの複雑な後悔の積み重ねなのだろう。この作家の本は、また読んでみたいと思う。
「日本の詩歌」大岡信私には繰り返し読む本があるが、この本もその一つである。4,5回目くらいかもしれない。文学の素人には大変貴重な本であると思う。こんなに何回も読むのだから購入すればいいのであるが、相変わらず図書館で借りている。いつかまた読むことになるだろう。
「読書について」小林秀雄年末に読んだ本である。心に刺さる文章がちりばめられている。常識人として恥ずかしからぬ教養を得たうえで、初めて己の気質が意味を持つ。己の気質が意味を持って初めて趣味というものを解するといえる。趣味には矛盾があり、理性で解決できないところがある。その通りだと思う。
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