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  • 内田 信之

「別れの挨拶」丸谷才一

三島由紀夫と同じ1925年生まれ、昭和の代表的な人物といっていいだろう。平成になってからも私たちを鼓舞する作品をいくつも残している。これもその一つのエッセイ集の一つであり、一気に読んでしまった。

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私より3年年下の法学部の教授が執筆したものである。法学部の教授が小林秀雄について言及することについては少々驚いている。「歴史の穴」「隠された流れ」「音楽」についての小林の考えを、なんとなくではあるが理解できるような気もする。

「死生観を問う」島薗進

死生学という学問は医療に従事するものにとって重要であろう。しかしこれを学問として勉強するよりも、様々な本、特に古典を読むことの方がより大事であると思う。もう少し人生を経験してから、自分なりの死生学、死生観を築き上げることができれば、それが本望である。

「死者の奢り・飼育」大江健三郎

学生の頃に大江の本を手に取ったことがあったが、当時の自分にはそれを咀嚼するほどの力も経験を持ち合わせてはいなかった。ずっと大江を一度はしっかり読もうと思っていたため、図書館で借りるのではなく文真堂で購入して熟読した。その時代の風潮が、気持ち悪いほど身に染みる。

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