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  • 内田 信之

「伽羅を焚く」竹西寛子

昭和4年生まれの著者による令和4年に発刊された本である。この作家の本は図書館で借りて結構読んでいる。言葉の大切さ、特に言葉使いと生活との関係について、この作家ほど厳しく考えている人は多くはないと思われる。古典の奥深さも教えていただいた。

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良寛には固定して透明になってしまう内面状態はなく、否定をまた否定的に微分して流れていく曲線の鮮やかな流動によって、ようやく透明になっていく内面状態だけがある。その心境は常に流動があって、深さを堪えて停滞する状態は絶えず否定にさらされる。 大変難解な表現である。

奥が深い内容なのだろうが、面白みに欠ける。私の能力が乏しいことが原因なのだろうが、詭弁とも感じてしまうところがある。それはそれとして、魂の話そのものにはやはり興味がある。

内容の浅い短編が6つ掲載されている。それぞれとても短いので、すぐに読み切ってしまった。最後の「賢者の贈り物 (The Gift of the Magi)」は、誰でもよく知っている短編であるが、改めて読むとやはり気分がいいものである。

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