「中原中也のこころ」内田 信之2020年11月1日読了時間: 1分この年になって、中原中也のことが気になってしょうがない。一時期、萩原朔太郎に夢中になったように、しばらくは中原中也を読み続けることになるような気がする。「月夜の浜辺」が懐かしい。
臨海楼綺譚 スティーヴンスン 南條竹則訳少年の頃読んだ、「宝島」の作者であるが、このような作品を書いているとは全く知らなかった。私にとっては不思議な世界ではあるが、少しばかり共感するところもある。理性だけでは理解できない世界は、いつの時代でもあったのだろう。
「耳をすませば」チョ・ナムジュ 小山内園子訳「サハマンション」に続いて、チョ・ナムジュの小説を読んだ。デビュー作ということである。展開にスピード感があり、楽しく読むことができた。しかしこれが韓国の実状ではないと思うが、この小説に似たような社会の雰囲気はあるのだろうか。考えてみると、最近の日本も同じような現象が起きてい...
「ひとりの覚悟」山折哲雄山折哲雄の著書はいくつか読んでおり、この本の内容も特に目新しいものはない。ただしこの本は87歳時に記した本であり、自分自身の死が近づいているという気持ちがあり、やや強い表現になっているようだ。パールバックの「The Big...
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