内田 信之2021年11月23日読了時間: 1分「ペーター・カーメンツィント」ヘルマン・ヘッセ 猪股和夫訳50歳を超えたカーメンツィントの悲しみとはいかなるものか。すでにこの年をずっと以前に達している自分自身を考える。この作品はヘッセのデビュー作で25歳頃に書かれたものだという。不思議なものだ。しばらくヘッセの作品を読み続けよう。そして自身の過去を振り返ってみることとしよう。
50歳を超えたカーメンツィントの悲しみとはいかなるものか。すでにこの年をずっと以前に達している自分自身を考える。この作品はヘッセのデビュー作で25歳頃に書かれたものだという。不思議なものだ。しばらくヘッセの作品を読み続けよう。そして自身の過去を振り返ってみることとしよう。
「良寛」吉本隆明良寛には固定して透明になってしまう内面状態はなく、否定をまた否定的に微分して流れていく曲線の鮮やかな流動によって、ようやく透明になっていく内面状態だけがある。その心境は常に流動があって、深さを堪えて停滞する状態は絶えず否定にさらされる。 大変難解な表現である。
「パイドンー魂についてー」プラトン 納富信留訳奥が深い内容なのだろうが、面白みに欠ける。私の能力が乏しいことが原因なのだろうが、詭弁とも感じてしまうところがある。それはそれとして、魂の話そのものにはやはり興味がある。
「恋人たちのいる風景」O・ヘンリー 常盤新平訳内容の浅い短編が6つ掲載されている。それぞれとても短いので、すぐに読み切ってしまった。最後の「賢者の贈り物 (The Gift of the Magi)」は、誰でもよく知っている短編であるが、改めて読むとやはり気分がいいものである。