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「ペーター・カーメンツィント」ヘルマン・ヘッセ 猪股和夫訳

内田 信之

50歳を超えたカーメンツィントの悲しみとはいかなるものか。すでにこの年をずっと以前に達している自分自身を考える。この作品はヘッセのデビュー作で25歳頃に書かれたものだという。不思議なものだ。しばらくヘッセの作品を読み続けよう。そして自身の過去を振り返ってみることとしよう。

 
 
 

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幸福に関連するエッセイ集である。気楽に読めてしまうが、それぞれの内容は深い。悲しみの裏付け、悲しみの支えのない幸福というものはない、という言葉は印象的である。河合隼雄の本は、いつもいろいろなことを気付かせてくれる。私にとって素晴らしい師である。

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