内田 信之2022年8月15日読了時間: 1分「ドルジェル伯の舞踏会」レモン・ラディゲ 鈴木力衛訳二十歳で亡くなったという先入観は消えることはないため、それなりに驚きを感じながら読んだ。しかし、年を重ねるということはそれなりに意味のあるところである。
「日本の詩歌」大岡信私には繰り返し読む本があるが、この本もその一つである。4,5回目くらいかもしれない。文学の素人には大変貴重な本であると思う。こんなに何回も読むのだから購入すればいいのであるが、相変わらず図書館で借りている。いつかまた読むことになるだろう。
「読書について」小林秀雄年末に読んだ本である。心に刺さる文章がちりばめられている。常識人として恥ずかしからぬ教養を得たうえで、初めて己の気質が意味を持つ。己の気質が意味を持って初めて趣味というものを解するといえる。趣味には矛盾があり、理性で解決できないところがある。その通りだと思う。
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