内田 信之2023年10月14日読了時間: 1分「スペインの家 三つの物語」 J・M・クッツェー くぼたのぼみ訳南アフリカ出身の作家の短編である。スペインの家、ニートフェルローレン、彼とその従者の3つの作品が収められている。ニートフェルローレンを読むと、現在の日本の地方にまつわる問題そのものである。作者の波乱に満ちた経験が、こういった作品を作るのだろう。
南アフリカ出身の作家の短編である。スペインの家、ニートフェルローレン、彼とその従者の3つの作品が収められている。ニートフェルローレンを読むと、現在の日本の地方にまつわる問題そのものである。作者の波乱に満ちた経験が、こういった作品を作るのだろう。
「言葉を恃む」竹西寛子以前読んだ本であるが、また借りてきて読んでみた。謙虚でありながら、葉に厳しい態度を取り続ける竹西寛子の姿勢は、頭が下がることと同時に、見習うべきことだと思う。古典の面白さ、奥深さを教えてくれた、私にとって大事な先生である。
「星のあひびき」丸谷才一丸谷才一の膨大な読書量とその知識にはいつも驚かせる。またこの本の中でも数回取り上げられた大野晋氏も、とてつもなく偉大な人物であった。二人とも残念ながらすでに鬼籍に入ってしまったが、今後も読み継がれることだろう。二人の共著である「日本語で一番大事なもの」は、再び読み返すことが...
「私の親鸞」五木寛之親鸞について、知っているとか、わかっているとか言うことはどう転んでもあり得ないが、年を重ねると、なぜか悪人正機というものに心が少しばかり引かれる。これは一つの真理かもしれない。もっと長く生きることがあれば、その時はどう考えるのであろう。
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