「サド侯爵夫人・わが友ヒットラー」三島由紀夫内田 信之2023年8月11日読了時間: 1分三島由紀夫作の戯曲である。三島がサドについて語るのを聞いており、ずっと読みたいと思っていた。描かれるのは女性だけである。後者は男性だけが描かれている。この二つの戯曲が一冊になっているところが面白い。
「アルベール・カミュ」三野博司カミュの本はいくつか読んでいる。改めて振り返ってみようと思い、この本を借りて読んでみた。カミュの生い立ちにを知ると、カミュが描く世界も少しばかり納得するところである。アルジェリアという国を訪れたことはないが、その世界での生活がカミュの作品に大きく影響しているのは間違いない。...
「こころにとどく歎異抄」三田誠広三田誠広は一人の人物に焦点を当てた歴史小説をいくつか書いている。私もいくつか読んでおり、その描写には感銘を受けていた。この本は歎異抄を素人でも理解できるように、優しい表現となっている。そもそも歎異抄自体が、易行を重視しているので当然と言えば当然であるが。これからも歎異抄に関...
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