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「ぼくはただ、物語を書きたかった」ラフィク・シャミ 松永美穂訳

  • 内田 信之
  • 2023年3月6日
  • 読了時間: 1分

タイトル名に引かれて手に取った本である。シリア生まれのアラム人で、しかもキリスト教徒という、いわゆるマイノリティである。この本は彼のエッセイであるが、亡命作家の苦労や様々な偏見に対する戦いなど、私たちがほとんど経験できない世界に生きてきた。本を読んでその世界を想像することが私たちにとって、大事なことなのだろう。 ところで昨日の3月5日、今年初めて鶯の鳴き声を耳にする。

 
 
 

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