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  • 内田 信之

「ぼくはただ、物語を書きたかった」ラフィク・シャミ 松永美穂訳

タイトル名に引かれて手に取った本である。シリア生まれのアラム人で、しかもキリスト教徒という、いわゆるマイノリティである。この本は彼のエッセイであるが、亡命作家の苦労や様々な偏見に対する戦いなど、私たちがほとんど経験できない世界に生きてきた。本を読んでその世界を想像することが私たちにとって、大事なことなのだろう。 ところで昨日の3月5日、今年初めて鶯の鳴き声を耳にする。

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良寛には固定して透明になってしまう内面状態はなく、否定をまた否定的に微分して流れていく曲線の鮮やかな流動によって、ようやく透明になっていく内面状態だけがある。その心境は常に流動があって、深さを堪えて停滞する状態は絶えず否定にさらされる。 大変難解な表現である。

奥が深い内容なのだろうが、面白みに欠ける。私の能力が乏しいことが原因なのだろうが、詭弁とも感じてしまうところがある。それはそれとして、魂の話そのものにはやはり興味がある。

内容の浅い短編が6つ掲載されている。それぞれとても短いので、すぐに読み切ってしまった。最後の「賢者の贈り物 (The Gift of the Magi)」は、誰でもよく知っている短編であるが、改めて読むとやはり気分がいいものである。

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