「だれか、来る」ヨン・フォッセ 河合純枝訳内田 信之3月29日読了時間: 1分ノルウェー西海岸出身の作家である。この作品は戯曲の一つである。おそらくノルウェーの地理や歴史を知らないと、この作品の訴えることが理解できないと思われる。つまり私には十分咀嚼できない作品ともいえる。私だけでなく、日本で何の苦労もなく生活している人たちには、これらの作品を読むためにはそれなりの想像力が必要である。
「アルベール・カミュ」三野博司カミュの本はいくつか読んでいる。改めて振り返ってみようと思い、この本を借りて読んでみた。カミュの生い立ちにを知ると、カミュが描く世界も少しばかり納得するところである。アルジェリアという国を訪れたことはないが、その世界での生活がカミュの作品に大きく影響しているのは間違いない。...
「こころにとどく歎異抄」三田誠広三田誠広は一人の人物に焦点を当てた歴史小説をいくつか書いている。私もいくつか読んでおり、その描写には感銘を受けていた。この本は歎異抄を素人でも理解できるように、優しい表現となっている。そもそも歎異抄自体が、易行を重視しているので当然と言えば当然であるが。これからも歎異抄に関...
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