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  • 内田 信之

「たゆたえども沈まず」原田マハ

この作家の本は4冊目である。アンリ・ルソー、パブロ・ピカソ、オスカー・ワイルドを主人公とした本もとても面白かった。この本はフィンセント・ファン・ゴッホとテオドロス・ファン・ゴッホの兄弟にまつわる内容である。小林秀雄がゴッホについて語っていることを思い出しながら読む。天才は孤独である。

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日本には多くの説話集があり、その中には膨大な数の物語が存在する。しかしそれらを系統的に読んだことはない。今回その手始めとして、この本を読んでみた。代表的な4つの説話を中心に、それにまつわる話を取り上げられていて、素人の私でもすんなりと読み終えることができた。

以前も読んだ本だが、改めて読んでみた。白洲正子の文章はカミソリのように鋭く緊張感があって、私が愛読する作家のひとりである。一方河合隼雄についてはいくつかの対談集を読んだが、とても楽しい人だったに違いないと感じている。対照的な二人であるからこそこの本は非常に興味深いものである。

コルタサルはベルギーのブリュッセル生まれだが、両親ともにアルゼンチン人であり、ラテンアメリカを代表する作家である。と言ってもこの本を読んで初めて知った。カフカを彷彿させる文章だが、心を静めて読まないと理解が困難である。

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